先日テレビで、お母様の介護をされていた方へのインタビュー特集をやってました。
その方はこう仰ってました「介護は してあげるものではなく、愛情を持って寄り添う事 」
セラピストとしての心構えは、「その症状を治す事ではなく、その方の自然治癒力にスイッチを入れる事」
そのつもりでいたはずなのに、時々自分が施術を通してさせて頂けることの限界に歯がゆくなったり、悩んでしまう事がありました。でもこの言葉で再度教えられました。
というのも。最近の事です↓↓
施術させて頂いているお一人の方はアトピー性皮膚炎をお持ちで、季節を問わず身体の痒みに悩まされておられます。。
以前のブログでも書きましたが、アトピー性皮膚炎をアロマの力だけで根っこから治す事は今現在はかなり難しいと言われています。(というより不可能に近いくらい)
それでも、「少しずつでもこの痒みを和らげるためになんとか出来ないか?」私はそこに気持ちが行き過ぎてたんですね。
ずれてました。。
そのお客様が先日こう仰ったんです。
「アロママッサージを受けると、よく眠れるし精神的に楽になるというか、心が元気になります。」
痒みからくるイライラや、熟睡できないストレス。ご本人にとって今何とかしたかったお悩みはここだったんです。
というわけで、保湿効果が期待できるアロマ(精油)を選ぶことだけに重点を置かず、自律神経のバランスを整えて深くリラックス出来るアロマも使うことに。
後は、心をこめて精一杯施術させて頂き、その方の自然治癒力にお任せする。自分が何とかしようとするんでなくて寄り添う事が大切でした。
アトピーによる痒みのストレスがどれほどツライものなのか。経験のない自分には理解する事ができません。
ただ、他の形でどうしようもなくイライラした時やストレスから身体に不調が起きた時、「落ち着け自分」と思いながらお湯を入れたカップにベルガモットやラベンダーを垂らして深呼吸します。これだけの事ですが効果はあります。
もちろんその不調が瞬時に治るわけじゃありません。ただアロマによる「脳のリラックス」は思いのほか心身の栄養になります。
「アトピー性皮膚炎」という疾患に限らず、通院しながら体質や症状に合わせて頑張って治療されてる方はたくさんいらっしゃると思います。
その中で「アロマテラピー」という療法もお役に立つ事があればとてもうれしく思います。ご自愛ください。
お読み頂きありがとうございました。