先日、新聞で興味深い記事を見つけました。~『健康至上主義』という風潮は人生も社会も窮屈にさせる~というテーマの、大脇 幸志郎医師のお話。ざっくりいうと「健康なのはもちろん良いことだけど、甘いものやお酒など自分の好きなものを極度に我慢して人生の楽しみを犠牲にしてまで健康にこだわる必要はない」というような内容でした。そういえばうちの父も「太く短く生きたい」と生前よく言ってました。その言葉通り自由奔放に生きることが出来たようですが、それでも亡くなる数日前「やっぱりもう少し生きたかったなぁ」とこぼしていたことも覚えています。
大脇先生はこの記事の中で仰ってました↓↓
‘‘健康に対する考え方は、人生そのときどきによって変わります。健康は大事だけど、常に一番ではないかもしれない。でも今の世の中は、「不健康でもいい」とは言いづらい空気があります‘‘
なるほどなぁ。。心身ともに健康であることを願い、いろんなことに気を配って生活するのはもちろん良いことですが、必要以上に自分に制限を課すことが逆にストレスになるなら本末転倒・・・バランスのいい見方・やり方って難しいですね。
職業柄、家族はもちろん、お客様や友達など自分に近い人たちにも健康的に過ごして欲しいと願っていますし実際そう伝える機会も多いです。ただそれが押し付けっぽくならないように気を付けないといけないなぁと考えさせられました。
これで思い出したことがあります。
昔、勤めていたサロンでは物販営業もしなくてはならず「夏でも湯船に浸からないと美容に悪い」という出だしでお風呂で使える美容グッズを売るためのセールストークをするように言われ、1人のお客様に話しかけました(こういうのすごく苦手でした。。)その方は「私は、夏はシャワーという生活をずっと続けてきました。その方が快適だし変えるつもりはないのでいらないです」と仰ってました。そうなんですよね、どなたにも重ねてきた習慣や、やり方の好みがあるわけですからそこを無理やり変えさせてまで勧めるのはただの有難迷惑。いくら良いものでもご本人が乗り気でないならその方の気持ちを尊重していないことになる、言わば健康と美容の押し売りですね・・・
そんなわけで、ふと立ち止まって自分の仕事の仕方を見返す機会になりました。
とはいえ、前述したように皆様の健康を願う気持ちに変わりはありません、これからも「ご自愛ください」と言い続ける田端だと思います。「お手伝いできることがもしあればさせて頂きます」という思いで☆
お読み頂きありがとうございました!!