養生訓の金言から思うこと~自分らしさを大切にした健やかな生活が送れますように~

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とあるドラマの話。
乳がんを克服した女性がチャリティー会場でのスピーチを依頼されました。「場をわきまえた品のある内容にしてほしい」と言われ、それなりの筋書きを作って恋人の前で練習。その時の恋人の一言がガツンときたのでメモしました。

「らしくない。リアルな方が感動する。真実は強いから」

普段はとってもざっくばらんで下品な冗談も普通に言う自然体なその女性。彼女のそのまんまが好きな彼ならではの的確なアドバイス。素敵です^^TPOをわきまえるのは大事ですが、‘‘自分らしさ‘‘をわきまえるのも価値あることだなぁと思いました。

世間知らずで夢見がちだった小娘のころは「自分で店を持ってスタッフを何人も雇ってその店を大きくする」ことがいわゆる自分にとっての‘‘成功‘‘だと思っていた時期がありました。でも江戸時代のベストセラー貝原益軒の「養生訓」にはこんな金言があります↓↓
‘‘万の事、皆わがちからをはかるべし‘‘
「何事も、自分の力の及ばないところで無理をするな。自分の力量を知って行いなさい」という教え
です。

若いころはなんでも出来る気がして、資金集めと称して手あたり次第アルバイトを何個も掛け持ちしていました。周りから「何目指してんの?落ち着いてちゃんと考えんと身体壊すよ。。」って心配させてしまったほどです(-_-;)お友達方、その節はすみません・・・バイト生活は経験として役に立ったと思いますが、はっきりした目標がなかったので、結局一人暮らしのいろいろに忙殺されて蓄えなど出来ませんでした(;’∀’)

ダウンタウンの松本人志さんは著書の中で「いち早く、自分の好きなもの、誰にも負けへんみたいなものを見つけたもん勝ち」と仰ってました。今の仕事が大好きな田端は‘‘誰にも負けへん‘‘と言えるとこまではまだまだ行ってないですが、養生訓で勧められている‘‘自分の力の及ぶ範囲‘‘では務めているつもりです。今も今後も、自分にとって大切なのは、このサロンを大きくすることではなく、お一人お一人に全集中して絶対に通り一遍な接客や施術はしないことです。

コロナ禍にあって皆様それぞれに悩みやストレスはおありだと思います。やってきた第3波の中、気軽に「そうだ♪マッサージ行こうっ!」となれないこともありますよね。。でも、粛々と暮らしながら心身ともに健やかであるための息抜きアイテムを楽しむ。そのためのお手伝いがさせて頂ければこれ以上ない幸せです^^♪

お読みいただきありがとうございました☆