音楽は魂の薬~音のセラピストから学んだこと~

音楽は魂の薬~音のセラピストから学んだこと~

こんにちは、Herbal Tea〈ハーブティー〉の田端です。先週末、お世話になっているボイトレの先生が出演されたライブを観に行ってきました。45分のステージがとても早く感じましたし、本当に感動しました。いつの時代も音楽の力は絶大ですね

 

ところで「音楽療法士」という職業があるのをご存知でしょうか?アロマセラピストが精油を、薬剤師が薬を処方するように、音楽を駆使して人を元気にする専門家です。

「音楽療法」とは音楽を‘‘魂の薬‘‘として、心や身体を癒し・脳や身体機能を活性化し・苦痛を和らげる治療法のことです。

CDショップなどを覗くと、「ヒーリングミュージック」のコーナーがありますよね。「安眠できる」とか「自律神経のバランスを整える」等々いろんなCDが並んでいます。療法として音楽を使う場合も、クラシックやヒーリングミュージック、童謡などが選ばれますが、実際どの音楽が癒しになるかはその方ご自身の音楽経験・人生経験・好みに大きく左右されるので、絶対的にこれ!というものはないそうです。

 

そこで音楽療法士の方は、多くの音楽に精通し、時代背景も把握されることで、クライアントさんの好み・反応を即座に理解して分析し、その方にとって最良の音楽を選んで提供するための役目を果たされます。

 

この療法の基礎に「同質の原理」という理論があるそうなのですがこれが興味深かったです↓↓

「鑑賞したり歌う音楽と、その時の感情や心情は同質である」という理論で、例えば失恋したときに悲しい曲を聴きたくなるのは、辛い心情に共感し、共鳴できる音楽を求める心の働きが関わっているそうです。

悩んだり落ち込んでいるとき、「こうすれば良いよ」という具体的なアドバイスをもらうより、ただ話を聞いて共感してもらえるだけで気持ちが楽になることありますよね。同じく、その時の心境とリンクする同質の音楽を聴くことで感情が解放され安心感が生まれ、気持ちが活性化するとのこと。

ということは、その曲を聴き終わるころには最初より心は元気になっているので、今度は同じくちょっと元気になった気分に共鳴する同質の音楽を提供する。そうすればまた少し元気が出る。この段階を踏んでいくことでゆっくり確実に気持ちを良い方向へ戻していくことが音楽療法のポイントだそうです。

 

この記事を書きながら、以前ボイトレの先生が仰ってくださった事を思い出しました。「歌声にも、楽器にも、その人にしか出せない”音”があります。誰かと自分を比べて落ち込むより、自分の持つ音を伸ばして行きましょう」ボイストレーナーというご職業も生徒さんの個性を伸ばす「音のセラピスト」でいらっしゃいます。

改めて、お一人お一人に寄り添った丁寧なカウンセリングと施術を心掛けようと感化されます。また、お客様の悩みやご希望を即座に理解し、的確な精油や施術を提供するためには、精油ひとつひとつの特徴・代表的な作用等々を常に把握しておくことも必須ですよね。努力します。

 

今日はバレンタインデーですね。皆様素敵な一日を☆お読み頂きありがとうございました。