ご飯と一汁三菜~日本の伝統食で心身に優しい食生活を~

ご飯と一汁三菜~日本の伝統食で心身に優しい食生活を~

こんばんは、Herbal Tea〈ハーブティー〉の田端です。3月が始まりましたね。冬は一旦枯れて休眠中だったアジサイの鉢植えが随分青々としてきて開花が楽しみです

ところで、皆様「お米」はお好きですか?ご飯を完全に抜いた糖質オフダイエットが流行ったり、発泡酒や他の食品でも‘‘糖質カット‘‘と謳われるものがたくさん出回っていますよね。「お米(糖質)イコール太る」という見方から、お米へのネガティブなイメージが少なからずあるようにも感じて残念に思ってしまう今日この頃です。

アスリートの方や、健康状態による食事制限の必要のある方など、お米を避けないといけないケースもありますので、一概には言えないですが「お米は健康食品」と言えるほど日々の生活に欠かせない栄養がたくさん含まれています。具体的に言うと↓↓

ご飯茶碗1杯分(約150グラム)

☆ギリシャ語で‘‘最も大切なもの‘‘という語源があるほど重要で筋肉・臓器・皮膚・髪などあらゆるものの形成に欠かせない たんぱく質 3.8g

☆体のエネルギーになり細胞を作る働きもする 脂質 0.5g

☆体と脳を活発にするエネルギーとなる 炭水化物(糖質)55.7g

☆皮膚成長と維持に必要なミネラル 亜鉛 0.9mg

☆体のすみずみに酸素を運ぶ働きをする 鉄分 0.2mg

☆歯や骨を丈夫にする カルシウム 5mg

☆体の疲れを回復させる ビタミンB1 0.03mg

☆便秘にも効果的女性の味方 食物繊維 0.5g

これを中心に日本の伝統食、一汁三菜(汁物・主菜・副菜・副副菜)を取り入れることで整った栄養バランス食が摂れます。

ここに薬膳(東洋学の五行思想)を当てはめて、五色の食材(青・赤・黄・白・黒)を使えば、栄養面だけでなく心身ともに自然に元気になれます。更に掘り下げると、季節毎の旬の食材ってありますよね、自然界からの恵みはよく出来ていて体を温める食材は冬に採れ、冷やすものは夏に採れます。なので食事に五色を取り入れる時は、その時期旬なものを使えばより合理的なんですね。(もちろん体調によっては旬より健康状態に合わせた食材を摂ることも必要です)

最後にプチ情報です→古代中国では‘‘食は医なり‘‘という格言があり、紀元前8世紀には実際この思想を医学に取り入れて食を研究し、五色と人間の臓器をマッチさせ、偏りのないバランスの良い身体を維持することで人の健康を守っていたと言われています。

季節の変わり目、ご自愛くださいませ。お読み頂きありがとうございました。