毎日のお料理がストレスになった時~一汁一菜というシンプルさに返ってみる~

先日飲みに行った先の店主が仰ってました。「この数年でコロナ禍を経験して、店が長い間開けられなくなったりもして、つくづく思いました。‘‘普通に営業出来たらそれだけで良い‘‘本当に普通でいいんです」

そうですね。田端、深々と頷きました。ありがたみを忘れるような奴にならないよう精進したい。店主のおかげで改めてそう思いました。

ところで、少し前からいわゆる市販の洗濯洗剤を使うのを止めました。嗅覚好みの変化なのか、あの洗剤特有の匂いが苦手になってきて。。代わりに重曹やクエン酸、あとソープナッツという木の実を乾燥させて使う天然の洗剤を併用して使っています。微力ながら環境にもいいかと思いますし。

掃除も洗濯もお料理も。嫌いじゃないのであまり苦には感じませんが、それでもご機嫌具合によってはおそろしくめんどくさい時もあります。特にお料理なんか、もう毎日何作っていいかわからんし、すぐ洗いもんは溜まるし・・・ギャーッ!!ってなる時があります。

そんな時は料理研究家の土井 善晴先生の著書「一汁一菜でよいという提案」をパラパラ開くと効果ありです^^

土井先生がご自身の開いた勉強会。そこへ集まられた方々が‘‘結婚して幸福な家庭を持ちたいけどお料理したことがない‘‘とか‘‘子供を自分の手料理で育てたいのにお料理ができない‘‘そんな声を聞いてお書きになった一冊とのこと。
優しさと寛容さにあふれている本なので「あ~気負わずにぼちぼち作ろう」って思い直せます。

昔から重宝されてきたみそ汁。「みそは体調を整える調味料」だという医師の言葉もあるそうです。

「レシピなんか気にせず好きな具をたっぷり使って作れば立派な一品。時短や手抜きでラクする料理のかたちがずいぶん浸透してきた中、せめてみそ汁と炊き立てのごはんだけはブレずに大切に作りましょうね」そんな教訓です。

プラス、そもそもお料理は脳内の整理整頓にもなる健全なこと。どんな簡単なものでも身体と脳みそを使って作れば心身の健康にもつながります。どうしてもめんどくさくてしょうがない時は一回キッチンから離れて気持ちを切り替えてみるのもイイですし、いっそのこと休んでもイイですし。

切り抜け方はそれぞれですが、ストレスになり過ぎて料理がただただ、しちめんどくさい厄介なことにならないようにしたいなぁと思う今日この頃です。

そういうわけで今晩はとりあえず具沢山のみそ汁を作ってからどうするか決めようと思います。
以上です、お読みいただきありがとうございます!