去年、ブライダルコースでお手伝いさせて頂いたお客様。
コロナ禍でご苦労もあった中、無事挙式を終えられ、その写真を持って先日ご来店下さいました。
花嫁姿、本当に本当にかわいかったです。
ここでまた誤解を招くようなことを言います。
‘‘結婚式‘‘というイベントは大好きなくせに(そうでなければブライダルコース自体作っていません)
「なんで結婚なんて制度があるんだろう?」と思う時があります。
でもあんなに幸せそうなキラキラしたお顔を見ると「やっぱり結婚っていいな」とも思い直す今日この頃。
これからのご多幸を心からお祈り致します。
話は飛んで、歳を重ねると人は‘‘丸くなる‘‘と言います。
身内話で恐縮ですが、わたしの父親はとても短気でした(笑)が、いつだったかわたしが車の事故に巻き込まれて両親を呼んだとき、間違いなく父はお相手の方に怒鳴り散らすだろうと思っていました。なのに静かにしてました。我慢しているのは感じましたが、あの時はびっくりしましたね。あ~父も丸くなったなぁと。
こんな古くからの金言があります。
「凡の事十分によからんことを求むれば、わが心のわづらひとなりて楽なし。いいさかよければ事たりぬ。十分によからん事を好むべからず」
~すべてを完全にやろうとすると、負担になって楽しめなくなる。多少でも気に入れば良い。完全無欠なものを好んではいけない~
そういう意味だそうです。
自分にストイックであるほど、気持ちに余白が作りにくく完璧を求めてイライラしてしまう。それが自分の中だけに留まらず、人との価値観の違いから出るズレにもストレスを感じてさらにイライラを溜めてしまう・・・これは悪循環ですし、健康にも害が出ますよね。。
時間や約束期限を守るとか、部屋をキレイにしておくとか。自分の仕事や生き方に厳しい目を持つのは素晴らしいことです。でもそれが過ぎると、怒りの沸点が低くなる。心身へのリスクは間違いなく高まってしまいます。時にはゆる~く構えるのも良いものです。
といっても、腹が立つ時は立ちます。「大概にせぇよーーーー!!!」なんて叫びたくなる時もあります。その時はちらっとでも‘‘あ、身体に悪い‘‘って思って自分のことを気にかけてみるのも対処方法のひとつですね。
今思えば、父も若い時は完璧主義なところがあったのかもしれません。
でも歳を重ねることで、怒る前にまず
「事故にはあったけど、娘が無事で良かった」なんて思うおおらかさが出来たのかもしれませんね。
昔からある格言は、今まで残ってきただけの価値とパワーがあると言います。存分に役立てたいものです。
お読み頂きありがとうございました!