カウンター5.6席とテーブルは2人掛けをひとつだけ。そんなこじんまりしたお酒メインの居酒屋をするのが、田端晩年の夢です。
いつもあるのは唐揚げ。あとはその日あるもので簡単なつまみを適当に。絶品料理は作れないので、そこは大目に見て頂き、飲みながらグチなりのろけなりお客さんが話したいことをつらつら吐き出してちょっとでも元気になって息抜き出来て帰ってもらえれば何より。(そして田端も一杯ごちそうになりながらお話を聞く)
↑↑こんなコンセプトです。
昔々ですが、祇園とか新地とかの品のいいお店のママという職業に憧れたことがありました。父親がそういう店が好きでよく連れて行ってもらったんですが、そこでお会いしたママさんたち。お綺麗だし話はお上手だし、気遣いもすごいし、肝は据わっているし。とにかく並大抵の努力と心掛けで培ったものではないだろうなと感動したのを覚えています。
「お父さん、ママって仕事めっちゃかっこいいね!」
「そうやなぁ、言うとくけどお前には絶対無理やからな」
即、想いは砕かれました。。でも一瞬だけでも見たあの夢が懐かしいです。
‘‘夢は見るものじゃなくて叶えるもの‘‘なんて言葉もあります。いやはや、みんながみんなそうできたらもっと世の中平和で明るいはずです。叶えたら叶えたでまた違う苦労もありますしね。人生って奥深い。
時々、考えます↓
「亡くなるまでにあと何回ご飯食べるんだろうなぁ~そう思うと出来るだけ‘‘良いもの‘‘を食べたいな」
最近読んだ本に、「‘‘あれを食べたい!!‘‘という欲は人を元気にする」との一文が。確かに。
心身ともに疲弊している時、食欲が落ちるもの。時に過食に走ることはあっても、丁寧に食べるという感覚が鈍る気がしませんか?中国だったと思うのですが、人に会ったとき「元気??」の意味を込めて「ご飯はもう食べた?」と聞くのがあいさつみたいなものだそうです。
食欲もその時の体調やメンタルに左右されますから、時には乱雑に摂ってしまうこともあるかも知れませんが、出来るだけおいしく楽しく頂きたいですね。もうすぐ春。そのときどきの旬のものは身体を整えてくれます。例えばつくしやわらびやふきのとうなどの山菜は、冬の寒さで停滞気味だった心身をパワーアップさせてくれる元気食材です。
食を自分の健康に生かすコツは、とにかくコツコツ摂ること。劇的ビフォーアフターを求めず気長に続けていけば「あれ?最近良い感じ♪」と気付くことがあると思います。
ご自愛ください。
以上です、お読み頂きありがとうございます!