2023年のカンヌ映画祭で脚本賞を受賞した「怪物」
鑑賞してきました。是枝裕和監督の作品は以前から好きで、今回の「怪物」は坂本龍一さんが音楽を手掛けられたということもあり、公開を楽しみにしておりました。
感想は。
期待と予想をたくさん裏切られるストーリー(もちろん良い意味で)
すばらしい映画でした!!
今の世の中をとても鋭く、優しく、残酷に、容赦なく描いているなぁと…誰が悪者で、誰が間違ってないかなんて一筋縄ではわからない。人のあれこれなど、はた目から見ただけではジャッジできないことだと改めて痛感します。
心揺さぶられ度数がすごくて、見終わって映画館の下階の書店でノベライズ本を買い、その辺のコーヒー店へ。及ばずながら映画の中で自分が読み取り切れなかった部分も分かりやすく書かれていて腑に落とせました。読んで良かったです。
ストーリーもしかり、是枝監督独特の何とも言えないあの空気感と世界観。癒しと汚れを違和感なく融合させながら表現できるその天才に脱帽です。。そして坂本龍一さんの音。これもまた拍手喝采ものでした。どうしてあんなに心の琴線に触れる音が作り出せるんでしょうか…もうため息が出ます。
観られた方いらっしゃいましたら、ぜひとも諸々を共有しましょう♪
僭越ながら田端もこの名作にあやかって、皆さまそれぞれの琴線に触れるアロマがご提供できればいいなぁと思いました。
多種多様な映画や音楽があるように、香りもまた同じくです。どれが好きで、心地良いと感じるかは自由です。これもまた多様性。
アロマ(精油)についてテキスト上に書かれたいわゆる薬理的効果に留まらず、お一人お一人のお好みや感性にあったものをご提案させて頂ける人になりたいと思います。
いつかのカウンセリングで施術に使おうとおすすめした時、お客様が仰ってました。
「わぁ!いつもは別になんにも感じないのに、今日はすごく良い匂いに思えます」
この逆もあるんです。‘‘いつもは好きなはずなのに今日は受け付けない香り‘‘ということも。
体調やメンタルで変化することもある人の感性、興味深いものです。
だからこそテキスト通りのご案内はしないよう、その都度気を付けたいと思います。
平穏や幸せ。その人にとっての‘‘イイもの‘‘を得るために理不尽な犠牲やガマンなんか必要ありません。
「幸せになるために生まれてきたんだから」玉置浩二様の歌詞のこのフレーズが大好きです。