漢方薬膳で季節の変わり目の体調管理~流れに身を任せるのも大切です~

台風が去り、また暑さの厳しい毎日に戻りましたね。今夏の猛暑で秋の味覚の成長にも良くない影響が出ているとか…

秋の訪れはもう少し後ですが、ちょっと先持ってこれからの季節に有効な食材や過ごし方なんかについて書きたいと思います。
秋の果物。たくさんありますね☆
その中から3つの食材の薬膳的効果についてさらっと↓↓

◎梨 ⇒ 皮膚と密接に関わる「肺」を潤すので肌の乾燥対策に役立つ。酒毒も取り除くので夏についついビールを飲み過ぎてしまった方にもおススメ

◎柿 ⇒ 生薬で柿の葉は「シヨウ」と呼ばれ咳止め効果があり、果実に豊富なビタミンCは夏に受けた紫外線ダメージを和らげる効果が期待できる

◎イチジク ⇒ 不老長寿のフルーツと言われるイチジク。食物繊維たっぷりで消化を促す効果があるので、冷たいモノを摂る機会が多かったであろう夏の疲れた胃腸の調子を整える

夏より湿度がぐっと下がって乾燥しやすくなる秋。身体の中から潤す食材をこまめに摂ることで体調を整えます。
季節の変わり目はとかく体調を崩しやすいモノ。労いの言葉でも「季節の変わり目、体調にお気を付け下さい」って言いますしね。

でも、環境の変化に全く体調を崩さない(調子が狂わない)身体というのも実は考えもの。
調子が乱れると言う事は、変化に順応しようとして身体がちゃんと働いているという事。

疲れが溜まって風邪をひくのも身体が正直な証拠です。疲労物質や余分なものを出そうと戦うから熱や咳が出る。出す事で身体はニュートラルな状態に戻れるんですよね。

当たり前ですが、暑い季節には薄着になって放熱しつつ胃腸は冷やさないように暖かいモノを飲む、寒い季節には足元から暖めて保温する。その時々に合った食材を摂り入れて免疫力も上げる。そういう身体を守るために必要なことはしつつ、それでも季節の変わり目に体調を崩すならそれが身体からの答え。決して健康管理がなってないわけではありません。
そんな時はゆっくり休んで心身を鎮静させて通常に戻せば良いんだと思います♪

「体調管理も社会人としての仕事のひとつ」とか聞いた事があります。そうなんですけどね、責任を背負ってる以上そうなんですよ、否定はしません。でもやっぱり気を付けててもしんどい時はしんどい。。それは「休みなさい」という身体のサインであって怠慢とは言えないかと。

自分が経験してきた事も根拠に、声を大にして言いたいです。絶対に無理はなさらないで下さい。疲れをそのまま放置せずどうかご自愛ください。

お読み頂きありがとうございます。