自然はお金の要らないスーパーマーケット~アロマセラピストとしてどう捉えるか~

自然はお金の要らないスーパーマーケット~アロマセラピストとしてどう捉えるか~

こんにちは。Herbal Tea(ハーブティー)の田端です

お正月の慌しさも落ち着き、皆様日常に戻られている頃でしょうか?諸々本当にお疲れ様でした。

 

ところで私、趣味のひとつが観葉植物(ガーデニング)なんです。ただ、マンションのベランダでは上手く育てられないことがあり、園芸屋さんに相談へ行くことも少なくはなく。。なので空気や土壌の綺麗な大自然の中で植物に触れることへの憧れがとても大きいんです。その流れで読んだセラピスト誌に興味深い記事がありましたので、少しご紹介したいと思います。

長野県でハーブとアロマテラピーの専門店「ハーバルノート・シンプルズ」というショップを経営なさっている萩尾エリ子さんの特集記事です。(以下、記事の一部を引用させて頂いてます)

 

42年程前に、東京から長野県蓼科へ移住され、自然の中で「暮らしをたててきた」萩尾さん。
都会では当たり前のようにある便利さから離れ、時には厳しい環境にもなる生活の中で、

「自然は食材・入浴剤・化粧水・薬箱といった お金の要らないスーパーマーケットである」

ことに身をもって気付かれたそうです。都会のベランダではうまく育てられなかったハーブ達を大自然の広い空と健康な土に委ねて植物を良く知るために図鑑を手にしながらたくさんの薬草(ハーブ)の観察を続けるうちに、ハーブショップ・ハーバルノートを始められることになられたとの事。

 

記事を拝見していると、一つ一つを丁寧に積み重ね、観て・聴いて・触れてこられたことが伝わってきます。

 

そして、「simple(シンプル)」には古い言葉で‘‘薬草‘‘の意味があり、より簡素に、質素に薬草にまつわる仕事をしていきたいと願い、ハーバルノートの店名に途中からシンプルズという言葉を加えられたというお話もなさってました。

私が日々使っているアロマ(精油)もたくさんの植物達からの産物です。その植物たちがどんな環境で育ち、どんな土壌を選んで生まれ、どう繁殖して行くのかという生き様を知り、理解する努力をすることで、より効果的なトリートメントをご提供していかなければ・・・と思います。

 

自然界でのナチュラルライフに憧れるセラピストの方は多いそうです。それを踏まえて記事の終盤で仰った萩尾さんのこの言葉はとても心に響きました

「焦らないこと。まず、今の暮らしの中でそのスキルを使える場所はたくさんあるはず。大事なことは誰にでもその人なりの方向性やスタイルがあるということです。自分の居場所を探すのではなく、‘‘自分の中に在るものを育てていくこと‘‘が大切。ですからさらに学びを深めながら、自信を持っていろんな形でスキルを役立てていただきたいです。小さな力でも、長く続けることが私の信念です」

 

これからもこつこつ積み上げる努力を惜しんではいけないとしみじみ感じました。以上です、お読み頂きありがとうございました