ビールの飲み方~時には薬膳として身体に優しく美味しく頂く~

ビールの飲み方~時には薬膳として身体に優しく美味しく頂く~

こんにちは。Herbal Tea〈ハーブティー〉の田端です。明日はお休み。大阪へ行って友達の鍼灸師さんに治療をして頂きますメンタルの健康もすぐ見抜いてしまうかっこいい女性鍼灸師の先生です。

 

ところで、先日温活についての記事で、身体を冷やすビールは控える旨を投稿しました。実践はしているのですが、ビールにも薬膳が当てはめられることを前に読んだ本から思い出したので今回はそれについて投稿させて頂きます↓↓

 

ビールの主原料は発芽大麦・大麦汁・ホップです。発芽させた大麦と、発芽の過程で漬けておいた煮汁(大麦汁)を時間をかけて発酵させて出来るのがビール酵母。ビール酵母は体内に入ると腸内乳酸菌を増やす手助けをしたり、泡の炭酸ガスが消化液の分泌を促進して胃腸の働きを活性化し、有害なガスを排出します。

アロマテラピーカリキュラムの歴史項目で学んだ「医学の祖」といわれるヒポクラテス。この方の処方書でも「発疹性の病人、便秘、胃腸病、腎臓病に発芽大麦の煎汁を飲ませて排尿量を増やす治療法」があったそうです。また中国漢方では、大麦の外皮の付いた部分を解熱剤としてすりつぶして使われてきました。

そしてホップにはうれしいことに身体を温める効果があるんです。またリラックスや安眠というアロマ効果も。さらにホップに含まれるフィストロゲンという成分は女性ホルモンに似た働きをすると言われ、加齢と共に減るホルモンを補います。

 

このようにビールの原料全てが身体を冷やす要素を持っているわけではないので、ただ控えるだけではなく、それぞれの効能を生かせば、身体に効果的な飲み方で楽しむ事も出来ます。ポイントはなるべく常温に近い温度のものを、入浴前の食事時にがぶがぶ飲まずゆっくり頂くこと。そして酔いがさめてから入浴すれば自然発泡の働きで発汗作用が高まり、良い汗がかけます。

またヨーロッパでは「ビールスパ」として美容にも使われているんだとか。(ビールの二酸化炭素が血行を促進して肌を柔らかくする効果と、ホップの香りによる安眠促進効果が肌代謝を促し、きめ細かな肌にするそうです)

 

それでも。お風呂上りのカラカラに乾いたのどにごくごく流し込むビール、至福ですよね。焼肉と共に頂くキンキンに冷えたジョッキの生ビールも大好物です。というわけなので、控えたり、飲み方や量に気を付けて身体に優しい摂り方を心掛けつつ、時々はご褒美的な楽しみ方もしたいと思います。

最後に。ホップの精油(エッセンシャルオイル)もありますが日本はほぼ出回っていないそうです。ハーブでは購入出来るので近いうちに楽しんでみたいです。

なんだか個人的嗜好だけのような記事になってしまいましたが。。お読み頂きどうもありがとうございました。良い週末をお過ごしくださいませ