ネットが人から奪うもの~心身を調律しながら程よく使いましょう~

外で楽しいお酒を飲みたいです、現地で感動的なライブを観たいです。遠方の友達や親族に会いたいです。それもこれもいつまでの辛抱でしょうか。いつかの楽しみとして待とうにも去年から続くこの期間があまりにも長くて時々めげそうです。
それでも気長に待つしかないですね。

今回はネットと程よく距離を取るのは健康に良いですよ。というお話を。
去年から続いているコロナ禍をきっかけにパソコンやスマホに向かう時間が増えたという方も多いかと。そんな時にこういう話題はいささか的外れかしら?という気持ちも過ぎりましたが、敢えてしようと思います。

人には生きていくために必要なエネルギー量というものがあります。そのためのカロリーを食事から摂ることで元気でいられますよね。同じく、心のエネルギー量も日々有限です。ネットは使い過ぎるとそのエネルギー量を消耗し、精神的被害にも繋がります。。言うまでもなく、毎日わたしたちが使う精神力はパソコン(ネット)だけで収まりませんよね?家族や同僚、友人など。人間関係においても必ず使うものですから。それなのにネットを使い過ぎて他のことに向けられるべき精神的エネルギーが不足する状態はなかなか危険です・・・

テレビでもご活躍の大学教授・齋藤孝先生は著書「ネット断ち」の中で、この状態のことを‘‘心の漏電‘‘と書いておられます。一日の中でインターネットやSNSに触れる時間が長いほど、自分の持つ心のエネルギーが漏れ出て、その内バッテリー切れを起こし動かなくなってしまうとも仰ってます。(意志力や判断力の低下という形で)ネット空間に長時間自分の心身を置くことは、同じだけ緊張と興奮状態に自分をさらしているという理屈です。そうなれば自動的に呼吸は浅くなり、イライラしやすくもなります。同じ姿勢が続くことで肩は凝るし腰は痛むし、体の柔軟性はどんどん無くなる・・・こうして文字に起こしてみると怖いですね。

とはいえ、先ほど言ったように今の時世、ネット環境なしでは仕事にも差し支えます。使わずいることは難しい。ですから、こまめなストレッチや水分補給、深呼吸なんかをして自分を‘‘チューニング(調律)し直すこと‘‘が必須です。

いろんなことに言えますが、時々自分を俯瞰してみることは健全な心身でいるために有効です。「あ~今日はついダラダラネットサーフィンし過ぎたな。。」と自覚したなら、軽く散歩して脳みそを掃除する。そんなことでも精神力は復活出来ます。

何事もやり過ぎは毒。適度にしてこその薬効果です。ご自愛ください。
お読み頂きありがとうございました!!